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新井行雄からの発信 山形の「くじら餅」と東村山の桜
2019-04-10
山形県最上地区の伝統菓子「くじら餅」
前置きが長くなりましたが、その珍しいお菓子とは、最上地区あたりでは古くからひな祭りのごちそうとして各家庭で作られてきた「くじら餅」という名のお菓子です。(右の写真。自家製です)。
漢字では、山形は久持良餅、青森では久慈良餅と書くそうです。一方ひらがなは、「くじら」ではなく本当は「くぢら」と書くそうです。
名前から連想される海のクジラは、当然ながら(残念ながら)入っておりません。最上地方のひな祭りは一ヶ月遅れの4月3日に行われるため、弊社にもその頃届きました。
基本の「くじら餅」は、もち米とうるち米の粉を水で練り、胡桃・砂糖水を加えて、せいろで蒸したもの。味付けは、醤油味・味噌味などがあるそうです。興味のある方は検索するとたくさん出てきますのでご覧ください。
出来立ては柔らかいのでお好みの厚さにカットして頂きます。日にちが経つと固くなるので、オーブントースターで焼くとまた違った美味しさが楽しめるとのことです。
そんな伝統菓子のある最上地区の桜開花時期を調べてみました。日本列島桜前線は徐々に北上しているようですが、山形最上地区の桜開花はまだのようです。
山形県最上の桜は4月下旬あたりから
最上地区随一の桜の名所として知られている新庄城址(しんじょうじょうし)・最上公園の桜の見頃は4月下旬とのことです。(写真は昨年の最上公園の桜、提供:山形県)
最上公園の位置は、上の地図画像を拡大してください。紫色の円あたりになります。山形というと山寺(立石寺)(山形駅から仙山線で20分)には2~3度行ったことがありますが、新庄あたりはまだ行ったことがありません。
新庄駅までの時間を調べてみると東京駅から山形新幹線で3時間半前後。ですので機会があったら数日間過ごしてみたと思っております。
山形から「くじら餅」が届いた日、以前から予定していた弊社関係者が在住する東村山市に行って来ました。
東西線・門前仲町駅→高田馬場駅。西武新宿線・髙田馬場駅→久米川駅。
駅前の喧騒を抜け、周辺の景色を眺めながらゆっくりしたサイクリングはとても快適で気持ち良いものでした。そして、いくつかの桜の名所を巡り、一番休憩のしやすい公園に来ました。
東村山・下堀公園の桜 夢心地のひととき
この公園は、東村山市青葉町の空堀(からほり)川沿いにある下堀公園です。空堀川は、空堀というだけあり川には水が流れていませんでしたが、台風の時などは川が氾濫するくらいの水量になるとのことです。
下堀公園で腰をおろししばし休憩していると、私達の近くに1歳くらいの男の子とお母さんが腰をおろしました。男の子がこちらに視線を向けたので、面白い顔をして笑わせていると、こちらにニコニコしながらヨチヨチ歩いて来たのです。
Hさんは同居する3歳のお孫さんがいるので小さな子供のあやし方には慣れたものでした。そのうちお母さんも近くに来て、春の穏やかな日差しの中、一緒に話をしながらのんびりとした時間を過ごしました。
ここで終われば綺麗なエンディングでしたが、続きがあります。
夢心地から、再び現実世界へ
帰路の電車内で、健康であること、ゆったりとした時間を持てること、日常が平和であることなどは本当に有難いことだな~との思いにふけりながら過ごしていましたら寝てしまいました。
気づいたら乗り過ごして終点の西武新宿駅、仕方なくJR新宿駅まで向かいましたら、帰宅ラッシュ前ではありましたが、夕方近くになっていたので人が集まり始めたくさんの人が行きかっておりました。
さっきまでの夢心地気分はすっかり消え、否応なく現実世界へ・・・、と同時に空腹感もよぎってきたので久しぶりに新宿でお蕎麦を食して行こうかと・・・。
食したお蕎麦は十割そば、噛んだ瞬間、蕎麦の味と香りがふわっと口中に広がりとても美味しかったです。新宿からは地下深い都営地下鉄の大江戸線に乗車。乗り換えなく門前仲町まで行けるので楽です。西武新宿線のように寝過ごさないようイヤホンで音楽を聴きながら我が町門前仲町へ。
帰宅後、山形から届いた「くじら餅」を頂きましたら、やさしい甘さでくせになりそうな美味しさでした。
桜花爛漫、花盛り。桜前線は北上中、とにかくご自愛くださいませ。エコサンテの新井でした。